小論文

January 17, 2024

ChatGPTで小論文添削できますか?

ChatGPTで小論文添削できますか?

はい。できます。ただし、ChatGPTの言語モデルを適正なものにする必要があります。みなさんは、AIと聞くとChatGPTが凄いらしい。というイメージがあるかと思います。しかし、ChatGPTと一言で言っても実はさまざまな種類があります。正しい選択をすれば受験のお供として大活躍してくれますので、ここではChatGPTの詳細についてカリフォルニアのシリコンバレーで15年の経験を積んだエンジニアでもあり講師でもあるHonu先生がわかりやすく説明してゆきます。


ChatGPTとは?

この言葉を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか?


ChatGPT = AI = 何やら凄いらしい


でも何が凄いのかわからない。


ChatGPTというのは、皆さんの言葉が理解できるGoogle検索の超進化系というとわかりやすいかもしれません。


現在40歳以上の大人たちは、調べ物をする時に図書館に行きました。学生時代にインターネットはなかったので、図書館にある書物を読んでは調べという作業をしていたのです。


ここ数十年でインターネット使えるようになり、調べ物はGoogleというブラウザーでするようになりました。たった数十年でググる(Googleで調べる)になったわけです。


そして去年から登場したChatGPT。これは、ググるからChatGPTという時代のシフトが起きているのです。


これまで調べ物をGoogleで行うときはこんな手順でした。


  1. Googleの検索バーにキーワードを入れる
  2. 関連のあるリンクがたくさん出てくる。
  3. 1つずつ読んで確認し情報を収集する。


では、ChatGPTの登場でこれがどう変わるのでしょうか?


  1. ChatGPTのテキストバーに聞きたいことを文で入れる
  2. ChatGPTがウェブ上のたくさんのリンクを一瞬で読み理解し問われた回答にピンポイントで答えてくれる。


いかがでしょうか?違いがわかりますか?まず1つ目は、キーワード検索から自然言語検索です。そうなんです。ChatGPTは、文章を理解します。その為、まるで先生に質問をしているかのうような文を投げるとその答えを見つけ出し回答してくれるのです。


便利ですよね?


Googleでの検索では、出てくる結果を1つずつ自分で読んでメモしてと時間がかかる作業です。しかしChatGPTは、これらを人間の代わりに行いあなたの質問を理解しその回答だけを与えてくれるのです。


まさに時短。それがChatGPTなんです。


ChatGPTとGoogleは何が違うのか?

ChatGPTは、生成AIと呼ばれます。AIは、人間の脳が文字列を理解するような作業をコンピューターが模倣し、論理的に文章の組み立てを行うことができるプログラムです。


Googleは、検索エンジンと呼ばれ文章の中に含まれているキーワード(単語)からユーザーが探したいとされている情報をウェブ上から集めてくるというものになります。


ChatGPTは、Googleとは違いキーワードではなく文章を理解します。あなたの言葉を理解する人口知能AIのプログラムなのです。


ChatGPTで小論文添削を検証!

ChatGPTは、プロンプトと呼ばれる指示書を入れることで小論文の添削をすることができるようになります。このプロンプトの入れ方によって結果も大きく変わってきてしまいます。


こちらのリンクからChatGPT4に小論文添削の用のプロンプトを入れて添削できる状態にカスタマイズしたものがあります。これを使って以下のトピックの添削を見てみましょう。


添削する小論文はこちらです。


問題「地球温暖化について、あなたの意見を述べなさい」


【解答例】 私は地球温暖化に反対だ。先日、テレビのドキュメンタリーで地球温暖化が影響について徳洲していた。北極の氷を溶ける様子や、その結果として生態系に起こる変化が紹介されていた。特に、氷を溶けることで生息地を失う北極熊の栄蔵は心を動かされた。これらの変化は、私たち人間の生活に直結しており、無視できない。


この問題に対して、私も日々の生活でできることから初めたい。再生可能エネルギーの使用を増やし、無駄なエネルギー消費を減らすことが重要だとおもいました。また、大学で環境問題に関する学びを深め、将来的にはこの分野で活躍できるよう努力したい。地球温暖化は私たち一人ひとりの行動で変えられる。私はその変化を起こす一員になりたい。



この文に3箇所の文脈ミス。3箇所の漢字の間違い。1箇所の文章の語尾の不一致。これをChatGPTが拾えるか検証してゆきます。



ChatGPTでの添削結果を公開!

カスタマイズされたChatGPTを使って小論文添削を行なった検証結果が以下となります。


以下ChatGPTからの回答:



いかがでしょうか?完璧です。漢字のミスや文法的表現のミスも全て正確に拾ってくれています。プロンプトをきちんと調整することで、かなりの精度で添削をしてくれます。


徳洲 >> 特集ですが、解説と回答してくれています。どちらでも正解なので問題ありません。


北極の氷を溶ける >> 北極の氷が溶ける という誤字を拾っています。


誤字や脱字を拾うだけでなく、地球温暖化に反対だ という言い方がおかしいという指摘までしてくれています。これは、心強い指摘です。一見問題ないようですが、確かに地球温暖化に反対、賛成というのはおかしいですよね。


一方、拾いきれなかった部分もあります。


おもいました。という点ですが 思う。 が正解です。漢字のミスは直してくれていましたが、思いました。という部分は語尾が一貫していません。しかし、このミスは拾えませんでした。


理由は2つあります。


  1. 同じ文に2つの間違いがあったこと。(ChatGPTは、2つのことを同時にするのが苦手です。おもいました。の漢字のミスと文脈のミスを同時に拾うことは苦手です。)
  2. 語尾の終わりに関する指示をプロンプトに明確にしていなかったこと。


これを改善するには、プロンプトに語尾の指定も追加することで恐らく解決してくるかと思います。とはいえ、ここまで正確に誤字脱字、文法を修復してくれるのであれば、人の目と変わらないことは言うまでもありません。


AI小論文添削のすすめ

このようにカスタマイズされたプロンプトを利用することで、小論文添削を行うことができます。専任講師+プロンプトエンジニアによってカスタマイズされたプロンプトは、精度を高く小論文添削が可能です。今回のChatGPTのプロンプトは、誤字脱字を中心としたものでしたが、文の全体を評価したり、論理的流れになっているかなどプロンプトを変えることで様々な評価をすることができます。


AI小論文添削は、ONLINESTDYからご利用いただけます。是非ご利用ください。


rainbowhonu

Honu 先生

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